◆原子核物理◆

原子核について学んでいます。原子核を研究する物理を原子核物理とか核物理といいます。

原子核は、原子の中心にある非常に小さな物質で、陽子中性子という二種類の粒子の集合体です。原子核は、宇宙にある恒星たちを輝かせ、はたまた、多様な元素をも、この宇宙にもたらしてくれます。実は、僕たちの体重の99%以上はこの原子核からきています。

原子核は有限個(数個~数百個)の量子力学的粒子の集合体(有限量子多体系)であり、とても豊かな性質を持つ不思議な存在です。その原子核の性質を、理論的に(数式とコンピュータを用いて)研究しています。もちろん、実験データとの比較も視野にいれて研究しています。

以下は原子核や核図表について、他分野向けの学生に紹介した記事です。

かくずひょう?|理系情報サイト“理系Plus”

[研究キーワード] 中性子過剰核、対相関(超流動性)、共鳴状態

量子力学に基盤を置いた原子核構造論や原子核反応論を用いて、中性子過剰核の物理を理論的に研究しています。特に、中性子過剰核における対相関(超流動性)の効果に着目しています。その対相関の効果が中性過剰核における1中性子共鳴現象や中性子捕獲反応にどのような影響を及ぼすのか、を解明することを目指しています。さらには、その研究で得られた知見を、重元素合成の主な反応経路であるr過程や、中性子星内殻の物理に応用しようと考えています。

中性子過剰核の研究については、仁科加速器研究センターのウェブページが参考になります。

[理論研究について]

研究というと、白衣を着て実験をする、というイメージを持つ方も多いでしょう。僕が行っている研究のスタイルは、それとは異なる理論研究と呼ばれるものです。昔ながらの言い方をすれば、「紙とペン」で行う研究です。しかし現在では、それらに加え、コンピュータを用いて研究を行います。そのような“武器”を駆使して、自然界に潜んでいるであろう物理法則の予言や、実験データから見える特徴の解釈を試みています。

◆論文や研究発表履歴について◆

・論文などについては、research mapの個人ページをご覧ください。

・学会などにおける口頭発表・ポスター発表の履歴は以下のPDFファイルにまとめてあります。

発表履歴(原子核物理関係)20180613.pdf
PDFファイル 195.7 KB